2009年12月14日 (月)

うなぎ

とうとう念願の東鮨の鰻を食することができた。

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浜名湖産のウナギを備長炭で焼いたもの。
砂糖ではなくざらめを使ったこくある濃いタレは、三鷹若松屋時代のものと同じだ。
包丁も先代から譲り受けたもの。


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ウナギほど、素材と調理方法の良し悪し、で味の違いがはっきり出る食べ物はないと思う。
東鮨のウナギの味は別格であった。
実をいうとこれまで私は高円寺にある「寿恵川」さんが、
ウナギナンバーワンであった。しかし、今日から東鮨がナンバーワンとなった。

太宰が食べたウナギである。当然の結果であろう。


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2009年11月22日 (日)

長部氏 講演会

長部氏の「桜桃とキリスト」はたしかおととし購入して、
一度読んでおしまいにしていたので、
本の整理をした際、
フォスにお渡ししたかと思う。

大御所・長部氏の講演を最前列かじりつきで聞いた。
客席には見慣れたお顔がチラホラ。

長部氏の太宰に対する情熱はすごいものだったと思う。

三鷹市主催の講演とあって、
三鷹市と太宰を結ぶ「赤い糸」という結論で落としたところは見事!
いやみのない見事さであった。
三鷹となんのゆかりもない鴎外と禅林寺も赤い糸で結ばれ、
超エリート家庭に育った美知子夫人と、悪名高き太宰とも赤い糸で結ばれたいたともいう。

笑える話も少しあって、けっして堅苦しい話ばかりではなく、大変貴重な講演であった。
長部さん以前テレビ拝見したときより、やや疲れてる感じがしたが、
まだまだお若い。
おとぎ草子を語らせたら、右に出るものはいないはず。
これからもがんばって欲しい。

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フォス朗読会

第一回記念すべきフォス朗読会。
参加者は定員10名。

「メリイクリスマス」は鈴木さんの朗読。

桜桃忌での朗読や、原さんの朗読を何回か聞いていたので、
朗読は慣れてきた。

最初は、場の雰囲気や、女性の声の朗読にかなり緊張し、
なかなかじっくりと味わうことができなかったのだが、
今日は、なじみの場所であり、中村さんと鈴木さんは旧知だったから、
今日は大変リラックスして朗読を聞けた。

しかし、そのせいかすっかりリラックスしすぎて、
いつもの一人太宰モードになってしまった。

一人太宰モードは、とにかく・・、暗い笑
「メリイクリスマス」は大好きで、暗い小説ではないが、
ワタシにとっては、とても暗い小説なのだ。。

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2009年11月15日 (日)

未亡人

太宰の死後、野田宇太郎という作家が、
美知子夫人にインタビューしたときの写真がある。
2年くらい前、卒論の資料を集めていたとき偶然見つけたものだ。
貴重だと思い、本の写真をコピーした。
http://hosei.cocolog-nifty.com/michiko-miboujin.jpg

考えてみれば、太宰の死んだ後の美知子さんの写真は、
それまで見たことがなかった。

三鷹で太宰と一緒に写っている写真や、
井伏家での結婚式の写真はよく見かけるが、
太宰死後は一切写真を公開していないのかな?

美知子夫人は、「回想の太宰治」を出版したり、ちょくちょく、
コメントは出していたようだが、
顔写真は見たことがなかった。

この写真はまだ美知子夫人40代のときだと思うが、
ずいぶんやせて老けて見える。
そのときのインダビューでも、
ずいぶんおばあさんに見られるんですよ、みたいなことをご自身言っていたと思う。
女手ひとつで、3人のお子さんを育ていろいろと苦労はされたかと思うが、
気品の高さは感じられる。

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2009年11月 2日 (月)

写真 昭和15年

今まで見たことのない太宰の写真を見つけた。

http://hosei.cocolog-nifty.com/DAZA.JPG

日比谷松本楼での写真である。拡大可。

他にも、常連たちが登場している。

保田與重郎(前列右側ダブルのスーツ)は友人としてよく登場するが、
太宰に次いでイケメン2番手は保田與重郎か?
イケメンだけでなく、服装や髪型が大変オシャレ。

井伏先生は・・・井伏先生である。

尾崎一雄先生は頭にハチマキ?包帯?なんでしょうか。

芥川賞をめぐってケンカした川端康成も仲良く一緒に写っているじゃん。

前列亀井先生は若い頃からグレーの髪。

見た瞬間すぐわかるのが、山岸外史。

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2009年11月 1日 (日)

「太宰治に出会った日」ゆまに書房

太宰治との、回想集、回顧録は過去たくさん出版されているが、
一番読みやすく、手軽に入手できるのが、

 「太宰治に出会った日」 ゆまに書房

だと思う。

雑誌や他の文献の寄せ集めかもしれない。
特に、じっと口を閉ざしていた、実兄文治さんのお話は、
この本以外では見たことがない。
昭和5年の心中事件に関する、中畑慶吉さんの回想も
生々しく詳しく書かれてある。

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2009年10月10日 (土)

風紋でメリイクリスマス

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風紋で林聖子さんのいる中、
「メリイクリスマス」の朗読がありました。
しずえこちゃんは、どういう心境でお聞きになられたのでしょうか。

参加者の中には、安藤宏、東郷克美先生の姿も見えました。








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雰囲気はこんな感じ。
原さんは久留米絣の着物。








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2009年10月 5日 (月)

斜陽

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太田治子さんは、とにかく母親愛至上主義者であった。

お母様は大変な苦労をされて治子さんを育てたことは、
以前治子さんの著書「ガルボハット」を読んで知った。
かなり深い絆で結ばれた母娘であることはいうまでもない。



NHK取材担当が慎重に言葉を選びつつも、思わず、
それは・・駆け引きだったんですか・・?」
と言ったときの、
治子さんの表情がなんとも言えなかった。

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「駆け引き」

ああ、言ってはいけないことを言ってしまった。

愛する母が、
芸術、創作のために、利用された女
となど、到底認める気はない。

治子さんに限らず、太宰ファンはみな同感であろう。

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2009年10月 2日 (金)

阿佐ヶ谷文学講座 「太宰治生誕百年 太宰治と荻窪・阿佐ヶ谷」

阿佐ヶ谷文学講座 「太宰治生誕百年 太宰治と荻窪・阿佐ヶ谷」
なるものを杉並図書館で発見した。
10月18日(日) 阿佐ヶ谷図書館。
三鷹や津軽とまた一味変わった面々が集まるような気がする。
きっと、将棋を指すのが好きな井伏さんみたいな顔をしたおじいさんがたくさん集まる気がする。
三鷹ネット大と違ってタダってところがいい。


作家の井伏鱒二や太宰治、上林暁、青柳瑞穂、外村繁など、中央線沿線に居を構えていた作家たちが親睦を深めるために結成された「阿佐ヶ谷会」のことは、
なんとなく知ってはいたが、他が忙しくてあまり気に留めてはいなかった。
そう、中央線沿いは、作家が多い。

意外と見逃されているが、井伏鱒二宅付近や、天沼は太宰ゆかりの地でもある。
初代さんと住んでいた家もあった。

住居を転々とした時期であったせいか、
いまいち注目されない。

太宰治論の北田さんの情報によれば、
HUMAN LOSTが書かれた「碧雲荘」は、2003年時点でまだ荻窪に現存するという。


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2009年9月17日 (木)

東郷先生

わたしは東郷先生がすっかり好きになってしまった。
著名人をじかに拝見すると、すぐファンになってしまうミーハーである。

ややおとぼけ風であるが、鋭い眼力。

一杯飲んできたのか、頬がやや紅潮している。

太宰文学研究の大先生といえば、
安藤、渡部、そして、東郷先生といっても、過言ではないと、わたしは思う。
卒論の参考文献として、何度かお世話になった。

なんとなく雰囲気が、壇一雄氏に似ているような気がしないでもない。

太宰の代表作「津軽」を語る。

どさくさにまぎれて、

「津軽富士には美人が似合う、と言いますね。まあここには書いてないけど・・・。」

とボソっと独り言のように言ったのをわたしは聞き逃さなかった。かなりウケた。

わたしのマニアックな質問を、真剣に聞いていただき、
きちんと答えていただいて、
大変ありがたかった。

帰りのエレベーターでも一緒になったので、
ご挨拶をさせていただいた。
ビルの出口を出て、
「や、どうも」
とおっしゃり、
三鷹の駅前の雑踏の中に消えていった後ろ姿が印象的である。


日本近代文学者。早稲田大学教育学部卒。成城大学教授。早稲田大学名誉教授。

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