風紋 2
お店の入り口イメージは黒をベースとしたシンプルなデザインだったが、
やはり新宿のバーとあって、ちょっと怖い。
ちょっとびびりながらも店内へ。
「こんばんは」
挨拶して入ると、
なんと、
マダムが、いらっしゃった。
マダムはソファーにおすわりなって
何かを読まれていた。
最近はご出勤されていないとのことだったので、
これはすごい幸運。
とりあえず、カウンターに座る。
お品書きはない。
ここは新宿ど真ん中、文壇バーである。
はじめての来店であり、
太宰ファンであるとのことお伝えし、
若いマスターにビールを注文する。
マスターもなかなか味わいのある
風貌をなさっている。かっこいい。
語り口も落ち着いていて、やさしい。
とりあえず瓶でビールをお願いする。
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